カマグラを使用できない人

カマグラを使用できない人

ED治療薬は強い効果がある薬ですので、併用禁忌薬の他に服用してはいけない人がいます。
中でも特に注意しなければいけないのが、高齢になってからED治療薬の服用を始める人です。

これは、加齢に伴ってすでに他の薬を服用しているケースが多いことや、生活習慣病などにより血圧が高くなっている可能性があるためです。
年をとると共に血管自体が硬くなってきますので、高血圧は加齢とともに自然と発症してしまいやすく様々な病気の要因になることも珍しくありません。

高血圧の方には、血圧を下げるため降圧剤を服用している方もいますが、この降圧剤はカマグラとの併用は禁忌とされており、注意喚起がされています。
加齢により勃起の硬度不足や維持ができなくなってED治療薬に頼ることを考える人も多いですが、自分の健康状態を確認せず服用するのはとても危険です。

体がED治療薬の作用に負けてしまい、副作用のほうが強く出てしまうという可能性もありますので、悪影響を出さないためにも正しい知識を身につけてください。

 

心血管系の病気がある人

血圧や心臓に疾患がある方が使用する際は、特に注意が必要です。
ED治療薬の服用は注意を必要とするものはありますが、必ずしも服用ができないわけではないので、服用の際にはまず医師に相談するようにしましょう。

心血管系疾患はサイレントキラーと言われ、症状が現れずに病気が進行し症状が出た時には既に重症化しているという病気の一つで、日本では65歳以上女性の死亡原因の第1位になっており、心筋梗塞や狭心症と呼ばれるものです。

ED治療薬は元は狭心症の治療薬として開発されていたこともあり、血圧に影響する作用があります。
そのためカマグラや先発薬バイアグラの成分シルデナフィルと狭心症や心筋梗塞の治療薬である一酸化炭素供与薬・有機硝酸薬は体内で同じ作用を起こしてしまうリスクが高く、降圧作用が増幅し血圧を下げてしまうためこれらは併用禁忌とされています。

また、心血管系疾患のある人はシルデナフィルを摂取すると性行為そのものが心血管に負担になり、狭心症や心筋梗塞などの原因になりかねますので、シルデナフィルを含むバイアグラの服用は注意が必要です。

カマグラをはじめED治療薬は、使用方法間違えると心血管系へ様々なリスクをもたらす危険性があります。
ですので、あらかじめ疾患がわかっていれば病院で処方してもらう際には必ず申告した上で医師に相談してください。
もしも市販のものを服用する際には、体調を確認した上で服用してください。

 

重い肝臓疾患がある人

また、肝臓疾患においてのカマグラの服用も軽度であれば可能ですが、重度の場合も危険を伴います。
使用可能な程度については、検査によって肝臓疾患の数値を見ての判断になります。

 

さらに、肝硬変などの重度とされる肝機能障害がある場合もカマグラは服用ができません。
こちらも、アルコール性間機能障害や脂肪肝などの軽度な肝機能障害であれば服用も可能とされています。

 

この重度と軽度の差は、肝機能の働きがどの程度かによります。
肝臓には、勃起や性機能にも作用する男性ホルモンを代謝する働きがあるため、肝機能の低下からEDを発症する場合もあるとされます。
カマグラはED改善のために使われる治療薬ですが、その成分は他と同じく肝臓で代謝されます。

そのため肝機能障害によって肝機能が低下してしまっていると薬の代謝もうまくできず、副作用のみが体に現れてしまうといった危険性があります。

 

そのことから、重度の肝機能障害では、肝臓が正常に機能していない可能性があるためカマグラの使用はできません。
ただし軽度の肝機能障害であれば、肝臓は通常通りに機能しているために使用ができるとされています。

いずれにせよ深刻な事態を避けるためにも、カマグラの服用にあたっては医師に相談することが大切です。

 

網膜色素変性症の人

網膜色素変性症とは眼の疾患のことで、徐々に視野が狭くなったり、視力が低下していき、いずれ失明に至るとされる難病で、一般的には遺伝による疾患であるとされています。
日本国内においても、約3万人の方がこの網膜色素変性症を発症していると言われています。

 

カマグラと眼の疾患では関係がないのではと思われる方も多いと思いますが、網膜色素変性症の方はカマグラの服用が禁止されていることをご存知でしょうか。
眼の疾患とカマグラが関係しているのには、カマグラに含まれる成分が関わっています。
まず網膜色素変性症を発症する方には、網膜視細胞にあるPDE6という遺伝子に異常がある場合が多いとされています。

 

そして、カマグラには性的興奮を抑制するためにつくられるPDE5という酵素を阻害する作用により効果をもたらすのですが、カマグラはPDE5のみならずPDE6の成分までも阻害してしまうのです。
カマグラがPDE6を阻害してしまうことで、網膜色素変性症の症状がより一層悪化するリスクがあると言われています。

 

カマグラがPDE6に作用する影響力はPDE5に作用する力のおよそ10分の1ほどであるとされていますが、色素変性症という病気自体が有効な治療法のない難病に指定されていますので、カマグラをはじめとするED治療薬は服用を避けた方が無難でしょう。

 

脳梗塞・脳出血・心筋梗塞の既往歴がある人

脳梗塞や脳出血、心筋梗塞を患っている場合にもカマグラの服用がリスクを伴うものであるとされています。

 

脳梗塞や脳出血といった脳血管障害は、脳内の血流を抑える働きが正常に機能しなくなる疾患です。
カマグラには血管を拡張して陰茎に血流を送り込み勃起を促しますが、同時に血管を広げることで局部以外の血圧を一時的に下げる作用も持ちます。

 

血管が拡張した場合、本来であれば脳で血流や血圧の調整がされるところですが、脳血管窓外がその調整を困難にしてしまい脳の血流を低下させるリスクがあり、それにより脳がダメージを受けてしまい認知症などといった脳の疾患を招く恐れがあるのです。

 

そして心筋梗塞を患う人の場合ですが、まずカマグラの服用以前の問題で、性行為自体が可能なのかどうかという部分が重要になってきます。

性行為を行うことは、100mを全力で走る事と同じくらいの負担が心臓にかかります。
血圧などが急激に上がってしまうので、重度の心筋梗塞や狭心症の場合は性行為自体ができません。
カマグラ自体が心臓の負担になるわけではありませんが、狭心症の治療に使われる硝酸剤を含む薬剤はカマグラと互いの効果を強くしてしまうために併用禁忌薬とされています。

 

ですので、心筋梗塞や狭心症のある方に関しては、まずは性行為が可能なのかの確認をし可能なのであれば使用している薬が併用禁忌薬に当てはまらないかの確認をしましょう。

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