注意するカマグラの副作用

注意するカマグラの副作用

国内でED治療薬を使った報告の中には、頭痛やほてり、潮紅など比較的軽めの副作用以外の症状も報告されています。
報告数は少ないものの、中には決して軽視してはいけない重度の副作用がありました。

心臓や血管などの循環器に関わる副作用や、心原性突然死、心筋梗塞、心室性不整脈、脳出血、一過性脳虚血発作、高血圧などを引き起こす副作用は、命にかかわる症状を引き起こします。

これらの症状を発症した人たちは心血管系の病気を抱えていた人たちでした。

性行為を始める前や性行為中以外のでタイミングでも、カマグラやバイアグラなどのED治療薬を使用して数日たってから症状があらわれた場合もあります。
これらの報告は使用者の自発報告ですので、服用されたED治療薬と直接関係があったとは言い切れません。

元々、性行為はどんな人でも体と心臓に大いに負担をかける行為です。
さらに健康な人であっても、血管を拡張して使用するED治療薬で全くリスクがない訳ではありません。

加えて、心血管系に障害があったり治療している人はED治療薬の使用を禁止されています。
これは完治しているからといって、自己判断で使用することも危険ですので避けましょう。

カマグラをはじめとする全てのED治療薬は、体の表面ではなく内側に働きかける医薬品です。
正しい使用方法を守らなければいけません。

 

視覚異常

心血管系の疾患以外でも何らかの病気の治療中であったり不安がある場合は、必ず病院やクリニックで医師の指示を受けて下さい。

ED治療薬の副作用としてはほとんどみられない症状ですが、カマグラの使用で視覚異常をひき起こすことがあります。
その症状は視界が青く見えてしまう青視症です。これは色覚異常と呼ばれる物に色がついて見える色視症です。

青視症の場合は、正常な場合であれば眼球にある水晶体が外部から入る青色遮断するのですが、青視症ではこの働きが邪魔されてしまいます。

ED治療薬であるカマグラの副作用がなぜ目にあらわれるのかという疑問もあると思いますが、その答えは酵素です。
カマグラや先発薬バイアグラに含まれるシルデナフィルは、男性器の海綿体の中の勃起を鎮める酵素PDE5に影響します。

その分泌のバランスを整える事で勃起不全症状を改善する働きがありますが、一方で似た作りをした別の酵素を阻害してしまう可能性もあるのです。
それが光を脳に伝える仕事をしている、目の網膜にあるPDE6という酵素です。

このPDE6とPDE5は似た作りになっていますが、その為にカマグラを使用した時にPDE6に影響が出てしまうことがあると考えられています。

カマグラを使用してPDE6への影響があらわれる確率は、PDE5の阻害作用の1割ほどだとされています。
目に障害があらわれるのはとても稀ですし、もし青視症になったとしてもほとんどの場合は一時的な症状に留まりますが、視界が悪くなることで思わぬ悪影響があるため服用後の車の運転や機械などの操作は控えましょう。

 

持続性勃起症(プリアピズム)

カマグラや先発薬バイアグラは、およそ4,5時間程度の持続効果を持ちます。
通常は時間と共に勃起作用が収まってきますが、4時間を過ぎても強すぎる勃起が続く持続性勃起症(プリアピズム)という症状が出ることがあります。

本来、シルデナフィル錠を服用すると30分くらいしてから効果が出始め、血中のシルデナフィルは1時間すると最も濃度が高くなりピークを迎えます。
血中濃度の高さはそのまま勃起効果の強さと比例して、3時間が過ぎるころにはシルデナフィルはピーク時の半分になり4時間が過ぎるとほとんどが消えてしまいます。

薬の成分が体から抜けず勃起状態が続いている状態は、代謝機能に異常が出ているということであり陰茎への負担も大きく、静脈性持続性勃起症や動脈性持続勃起症などを起こしているケースが考えられるのです。

放置していると勃起できなくなったり不妊症を招く危険性もあります。
痛みを伴うことがほとんどですが、痛みがないケースでも性的刺激や興奮がない状態で勃起が続いている場合は、すみやかに医療機関で診てもらってください。

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