ED治療薬以外の治療法

ED治療薬以外の治療法

EDは、運動不足やバランスの崩れた食生活、さらには精神的重圧によるストレスなど様々な要因で起こる生活習慣病が原因となって引き起こされることも少なくありません。

特に、血管の状態が衰え血流不良により起こる動脈硬化は、陰茎への血流不良による勃起機能の低下も招くことからEDの発症と深刻な悪化をもたらす危険があります。
動脈硬化は自覚症状が薄く脳梗塞や心肺停止につながるリスクも高い疾患ですが、EDは動脈硬化の初期症状ということも分かっているため、早めに治療にあたればEDだけではなく命に係わる事態を避けることもできるでしょう。

EDの原因は一つではありませんが、動脈硬化やそれに付随する原因で発症するEDは、血液の循環を正常にすることで改善していきます。
そのための治療法には、大きく分けて治療薬・注射・手術の3つがありますので、ここでは治療薬以外の治療方法をご紹介いたします。

 

注射でのED治療

ED治療の中でも比較的効果が高いといわれている治療法の中に、陰茎に直接注射をして勃起させるICI治療という方法があります。
この方法では陰茎に薬液を注射すると5~10分程度で効果が現れはじめ、勃起した状態が2〜3時間程度は持続すると言われています。

またICI治療の大きな特徴としては、効果が非常に高いということ、性的な刺激がなくても勃起が起こるという2点が挙げられます。
このような効果が期待できるあるため、注射によるCI治療は、バイアグラのようなED治療薬による治療で十分な効果を実感できない方にとっては、まさに「勃起の最後の砦」とも言うべき方法であるとも言えるでしょう。

しかしICI治療は自分で陰茎に直接注射針を刺して行う治療のため、はじめは医師の指導の元で何度か注射の練習をしなければいけません。
また、ICI治療の注射は保険適用外のため、全て自分で費用を負担しなければなりません。
ICI治療にかかる費用は1回につき約5〜6千円ほどで、それ以外に診察費も必要になることから、さらに経費が嵩みます。

この保険適用外で費用がかかる点が、ICI治療のデメリットのひとつであると言えます。

ICI治療では、陰茎に血管を拡張させる薬を直接注射し勃起を促します。
注射する際には片手で陰茎を持ち上げ、根元付近に注射針をさし薬液を少しずつ注入していきます。
はじめは医師と一緒に注射をしますが、2回目以降からは自分一人で注射しなければなりません。
かつ、注射は薬液を注入してから5分後には効果が現れるため、性行為をする直前に注射をする必要があります。

日本ではまたICI治療を行っている病院はとても少ないため、病院を受診する際はあらかじめICI治療を行っているかどうか確認してから来院するようにしましょう。

 

手術でのED治療

またED治療では動脈硬化が引き起こす血管EDを治療するため、外科手術を行う場合もあります。

ただし、ED治療のための外科手術は、はっきり原因が特定されていなければ受けることができません。
さらにEDの外科手術の中には、保険が適用にならないものもあります。
EDの外科手術は、原因がしっかり特定されているかどうかで手術の成功率が変わるため、事前にしっかりと検査をする必要があります。

検査方法は、陰茎内の血管に薬液を注入し、血管に異常がみられるかどうかで血管EDか否か判断します。
またEDの外科手術方法には、陰茎へ血液が流れるようにする動脈手術と陰茎からの血液の流れを止める静脈手術の2種類の方法があります。

動脈手術では、下腹壁動脈と陰茎背動脈をつなげ血液の流れを改善させます。
また静脈手術では、陰茎から血液が必要以上に流れないように深陰茎背静脈や陰茎海綿体脚部などの切除を行います。
特に陰茎の動脈手術については、術後1カ月半は性行為を控えたり、手術前には注射テストを約1年間行う必要があったりと大変な部分もあることを忘れてはいけません。

また静脈手術については原因を特定し改善することが非常に難しいため、事前の検査をしっかり行う必要があります。

いずれの方法を選ぶ場合でも、信頼できる医師とともに手術するかどうか、また手術以外にどんな治療方法があるのかなど十分話し合わなくてはなりません。

EDの症状によっては外科手術は劇的な改善が見られるケースもあるため、生活習慣の改善、薬を使用した治療など試してみても改善がみられなかった場合は、思い切って手術について医師に相談してみるのもひとつの方法です。

 

その他のED治療

また、ED治療には薬や注射、手術以外にも衝撃波治療、補助具、キレーション治療などの治療方法もあります。

低衝撃波治療は、低衝撃波血管に与えることでその振動により毛細血管が増え、最終的に男性器への血流を増やす治療方法となっています。
この治療防は、男性器に衝撃波を与え血管を増やす方法ですが、極めて低出力の衝撃波で振動を与えるので痛みはなく安心です。

陰圧式勃起補助具という器具を使い、人工的に男性器を勃起させる補助具を使ったED治療もあります。
この器具は筒状の器具の中に男性器を挿入し、ポンプの力を使うことで血流を促進させ男性器を勃起させる仕組みとなっています。
ただし、この補助具は性行為のすぐ前に使用する器具であるため、自宅で使用する必要があります。

キレーション治療は、アミノ酸やビタミン、ミネラルを定期的に投与し、血管や細胞を活性化させる方法です。
ED治療だけでなく、動脈硬化や脳梗塞、骨粗しょう症の治療薬としても広く活用されています。

このようにEDには、さまざまな治療方法があります。
ED治療を行う際には、どれが一番よい治療方法かということよりも、どの治療方法が一番自分に合っているかを見つけることがEDを早期に治療する重要なポイントとなります。

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