バイアグラのED改善力

バイアグラのED改善力

EDと診断される症状は様々です。
そもそもEDとは、英語の”Erectile Dysfunction”の頭文字を取った病名で、日本語に直訳すると「勃起障害」または「勃起不全」となるため日本ではEDとは「インポテンツ」であると認識されることが多い症状です。

インポテンツとはラテン語が起源の言葉で「不能症」という意味を持ち、すなわち勃起が不能であることで満足な性行為が出来ない状態を指します。
しかしEDとはそれだけを意味する疾患ではなく、正確には様々な原因により射精が十分に出来ず満足な性行為が出来ない状態のことを指します。

EDの症状には性行為の際に勃起出来ないインポテンツの他に、不十分な勃起、勃起を挿入まで維持出来ない、あるいは強い刺激がないと維持出来ない、挿入中に萎えてしまうといった症状や、倦怠期などで特定の人と性行為が出来ない、自慰行為では問題ないが性行為では硬化しない等の心因性の症状があります。

いわゆる早漏や中折れといった状態も症状の重さや深刻さに限らず、すべてEDに分類されます。

このような症状があらわれる日本人男性は少なくなく、病院で診察を受けたことのある人以外にも診察を受けずにいるED患者も多数いるはずでしょう。
実際には、成人男性の約30%がED治療薬の投薬経験があるようです。

 

臨床試験から分かるバイアグラの効果

日本で承認されている有名なED治療薬にバイアグラがありますが、その効能につき、性的興奮の増強であると誤解されることがあります。
しかし実際は勃起を持続させる薬剤で、バイアグラは勃起や射精が十分に出来ず満足な性行為が出来ないED患者さんにとって大変望ましい薬なのです。

バイアグラの使用目的や、起こり得る副作用、また用量・用法を正しく理解した上で服用することは重要です。
最近では、ネットから個人輸入代行サービスを用いて簡単に購入できますが、中には危険な粗悪品も販売されている事があります。
特に、性的興奮を高めるセックスドラッグと称し販売されているバイアグラは粗悪品である可能性が高いので購入を避けるべきです。

日本でのバイアグラの用量は、国内臨床データを基に25mgと50mgが承認されています。
それに加え、海外では100mgも承認されています。
バイアグラの体内での吸収、分布、代謝、排泄の濃度および速度を解析した薬物動態データから、バイアグラが身体に与える影響を知ることができます。

バイアグラの有効成分であるシルデナフィルの薬物動態(血漿中濃度)データを基に投与量につき以下に説明しましょう。

KEGG-バイアグラ」のデータによると、健常成人男性20名を対象にシルデナフィルを25mg、50mg、100mg、および150mgの投与量で単回経口投与した結果、血漿中の最高薬物濃度(Cmax)は25mgで105ng/mL、50mgで192ng/mL、100mgで425ng/mL、150mgで674/mLでした。
また、投与後0時間から定量可能な最終時点までの血漿中濃度-時間曲線下面積(AUClast)は、投与量25mgで231ng・hr/mL、50mgで504ng・hr/mL、100mgで1148 ng・hr/mL、150mgで1977 ng・hr/mLであり、投与量に比例し増加することが分かりました。
なお、シルデナフィルの血漿中濃度終末相の消失半減期(t1/2)は3.23~3.31時間であり、速やかな消失が見られました。

上記データからわかることは、バイアグラを25mgまたは50mg服用した際、3時間程で薬剤の血中濃度が半減する、すなわち効果が薄れていくということです。
つまり投与量間の効き目の差はさほどなく、多少の個人差を鑑みても2~5時間持続し、服用後2時間程で効果がピークに達するということです。

また血中濃度の増加は投与量に比例しますが、実際には効果の促進も比例するわけではありません。
したがって25mgから50mgに投与量を増やしても効果に大差がないため、25mgで十分な効果が得られる場合は50mgに増量する必要はなく、逆に50mgに増量しても特に問題はないと言えます。

 

バイアグラの飲み方

現在日本では、バイアグラの後発医薬品とバイアグラは共に50mgが主流となっています。
またバイアグラはED治療薬ですが、頓服薬のため継続した服用や性行為前以外の服用は不要です。
なお服用は1日1回までとし、次の服用まで24時間以上空ける必要があります。

シルデナフィルの服用法はその剤形にもよりますが、例としてバイアグラの錠剤は性行為の1~2時間前の空腹時に水、水がない場合はお茶やコーヒーで服用します。
アルコールでも適量(日本酒1合、ワイン200ml以下)であれば服用が可能です。
しかし、脂溶性のため脂肪分を含む飲み物では吸収率が悪くなるため、牛乳などでの服用は避けた方が無難でしょう。
噛んで服用しても効果は変わりませんが、苦みが非常に強いため飲み物との服用が一般的です。

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