ED改善以外の効果

ED改善以外の効果

シルデナフィルは、カマグラやバイアグラなどのED治療薬だけに使われているわけではありません。

肺動脈性肺高血圧症の治療においても、レバチオという名前の治療薬としても使用されています。

レバチオには、レバチオ錠20mgとレバチオODフィルム20mg、レバチオ懸濁用ドライシロップ900mgがあり1歳以上の小児より使用されています。

動脈性肺高血圧症は難病指定を受けている病気の一つです。

心臓から肺へ流れる血管である肺動脈の血圧が上昇し、それにより肺と心臓に機能障害を招く症状のことで、肺への血液循環が円滑に行われず血液を送り出す役目を持つ右心室に負荷を与えてしまい心臓の機能が低下します。

肺の役割には酸素を血液に取り込む機能がありますが、血液循環が悪くなると血液に取り込まれる酸素の量も減ってしまい、動悸や息切れ、疲労などの症状となって現れます。

これらの症状がさらに悪化していくと、右心室の肥大とそれに伴う心機能の低下、さらには右心室不全に至る可能性もある生命に関わる病気なのです。

原因は様々で、先天性のもの、薬物やHIV感染、他の疾患によるものなど、未だその発祥の仕組みや定義などは定かでありません。

2018年現在での患者数は3000人以上と言われています。

なお現在では検査技術、治療法ともに進歩していて、予後の改善のためには早期発見、早期治療が大切です。

 

不感症の改善効果

ED治療薬とは勃起不全改善のための治療薬ですので、本来女性が服用することは想定されていません。

それはバイアグラも同様で、基本的にED治療薬は勃起不全改善のための薬であり、男性が服用するためのものです。

男性と女性とでは性機能においても構造においても異なりますし、そもそも女性には勃起という現象がありませんので、服用する意味もなく女性の服用に関しては認められていませんでした。

しかし、同じ有効成分が含まれる肺高血圧症の治療薬であるレバチオは女性に対しても効果はありますし、バイアグラの臨床試験において服用した女性に対しての制欲の増強やオルガズムに達しやすくなるなど不感症が改善されるといった効果が報告されていて、最近では、バイアグラが女性にも有効であると考えられています。

これについては、男性と同様で血管が拡張することで血流が良くなり女性器が敏感になるためとされていますが、医学的に解明されているわけではなく承認されているということもありませんので、やはり女性が服用するには注意する必要があります。

ですが、実際に海外では女性用のバイアグラとしてウーメラやラブグラという薬剤が販売されています。

これらはバイアグラ同様に、有効成分としてシルデナフィルが含まれている医薬品です。

現在日本ではまだ承認されていませんので、個人輸入または個人輸入代行業者を通してしか購入することはできません。

しかし中には危険性のある粗悪品や模造品なども出回っているため、購入には注意が必要です。

購入の際は専門の医療機関へ相談した上で処方してもらうか、信用できるサイトを通して購入すると良いでしょう。

 

心血管機能の改善

ED・勃起不全の要因としては、加齢以外にも喫煙や食生活、肥満、ストレスなどといった生活習慣が挙げられます。

特に肥満や高血圧の方にはEDの症状や勃起の維持ができないといった症状が現れることが多いことからも、陰茎のみの血行不良ということではないようです。

また心血管機能を改善するということは、身体中の血液循環機能が改善されるということでもあり、高血圧症や狭心症に用いられる治療薬が、ED改善のために使用されることもあるようです。

その逆もあり、EDの相談や診断から循環器系の疾患が発見されるという場合もあります。

もともと狭心症の治療のために開発されていた中で勃起を促すことが分かり、ED治療薬となったバイアグラですが、バイアグラが持つ勃起維持の効果と心血管への作用とは関係があるのかもしれません。

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